デッキ紹介「HAT」
皆さんこんにちはTCG CONNECTIONメンバーのカッキーです。
今回紹介する「HAT」デッキは海外発のコントロール寄りビートダウンデッキになります。プレイ経験が短い方、復帰勢の方には馴染みのないデッキ名かもしれませんのでまずはデッキ名の由来からご紹介!
HATとは?
Hはハンド
「ファイヤーハンド」「アイスハンド」の両名は盤面除去を得意とした汎用カード、モンスターやセットカードを破壊しつつお互いをリクルートし合う為リソースを減らしにくいのが特徴です。破壊された「時」の効果なのでタイミングを逃さないよう注意!新参者の「サンダーハンド」は元々の攻守どちらか1600のモンスターが破壊されると手札or墓地から特殊召喚+対象を取らない破壊が可能な強力カード!よりボードアドバンテージを取ることができます。
Aはアーティファクト
アーティファクトの共通効果は相手ターンにセットした状態での破壊をトリガーに特殊召喚、その後各種効果を発動する特徴があります。「アーティファクト-モラルタ」は着地時に相手の表側表示カードを対象を取らずに破壊、「アーティファクト-デスサイズ」は着地時にそのターン相手のみEXデッキからの特殊召喚を封じる強力な効果を持っています。基本的に自分のターンに展開することはないのですがアーティファクトだとわかった相手はセットカードの破壊に抵抗があるので他のセットカードが割られ辛くなる特徴も持ち合わせています。
Tは蠱惑魔(英語名:traptrix)
HATでは主に「トリオンの蠱惑魔」を使い召喚成功時に名称「落とし穴」または「ホール」罠をサーチします。サーチ対象は「奈落の落とし穴」「蠱惑の落とし穴」「墓穴ホール」などがおすすめです。
デッキレシピ
上記のHATに壊獣ギミックを取り入れた構築になっています。
サンダーハンド 3
ファイヤーハンド 3
アイスハンド 2
「ファイヤーハンド」は相手モンスターを破壊する最重要カードの為3枚。「サンダーハンド」も各ハンド+「トリオンの蠱惑魔」の破壊をトリガーに展開ができる為3枚。「アイスハンド」は相手のセットカードに左右されてしまい不安定な為2枚となっています。ちなみに「ファイヤーハンド」「アイスハンド」はリクルート先がいなくても破壊効果は発動しますが対象のカードを破壊することができなかった場合は特殊召喚をすることができないので注意!
アーティファクトモラルタ 2
アーティファクトデスサイズ 2
アーティファクト・ムーブメント 3
アーティファクトの神智 3
「アーティファクト・ムーブメント」はフィールドの魔法・罠を破壊しつつデッキからアーティファクトをセットする効果があるので相手のカードだけでなく自分で伏せたアーティファクトを破壊するプランもあり、相手に破壊された場合はバトルフェイズをスキップします。ちなみにバトルフェイズに入る宣言をしないとスキップ処理は完了しない為相手に使われた際には必ずバトルフェイズに入るのをお忘れなく。「アーティファクトの神智」はデッキからアーティファクトモンスターを特殊召喚する超強力なカード。もちろんこの効果で出したアーティファクトの効果も発動するので相手によって「アーティファクト-モラルタ」と「アーティファクト-デスサイズ」の使い分けをしましょう。相手に破壊された場合にはフィールドのカードを対象を取らず破壊する効果もあるので他のアーティファクトに繋げたり厄介なカードの破壊に使うこともできます。
海亀壊獣ガメシエル 1
怪粉壊獣ガダーラ 1
壊星壊獣ジズキエル 1
多次元壊獣ラディアン 1
妨げられた壊獣の眠り 1
壊獣は対象を取れない厄介なモンスターの除去及び各ハンドの自爆特効の対象として採用。1枚づつの理由は「妨げられた壊獣の眠り」を採用している為で、このカードは互いのモンスターを全て破壊後デッキからお互いのフィールドに壊獣を特殊召喚するカード。強力ですがデッキに2種類以上壊獣がいないと発動ができない為複数の壊獣を採用しています。フィールドにいるモンスターが破壊耐性持ちのみの場合は発動ができませんが一体でも破壊が可能なら発動可能です。
灰流うらら 3
増殖するG 3
遊戯王を代表する手札誘発2種類。このデッキは盤面除去カードは多いのですが横に展開されると数の差で乗り切られてしまう事もあります。抑止としての採用ですが必須枠ではない為他のカードを採用するのも面白いかと思います。
強欲で金満な壺 3
墓穴の指名者 2
サイクロン 2
戦線復帰 3
トラップトリック 1
残りは汎用カードについて。このデッキはEXデッキに依存していない為2枚ドローの「強欲で金満な壺」が採用できます。メインフェイズ開始時にしか使えない代わりにうららチェッカーとしての役割も。「墓穴の指名者」はハンドの効果とアーティファクトの神智を「灰流うらら」で止められるのが辛い為採用、他にもHATは墓地へ干渉するギミックがない為墓地発動効果に対して使う場合があります。「サイクロン」は相手だけでなく自分のアーティファクトの破壊にも使える為2枚投入。「ツインツイスター」も強力ですが手札コストが気になる為使いやすいサイクロンを採用しています。「戦線復帰」は各種ハンド、アーティファクトモンスター、「トリオンの蠱惑魔」の使い回しで3枚採用。ハンドは壁として使えますしアーティファクトやトリオンは特殊召喚時に効果がある為相性がいいカードです。「リビングデッドの呼び声」と運用は似ていますがあちらは永続罠な為モンスターの維持が不安定なデメリットがあります。「トラップトリック」は初動で「アーティファクトの神智」が欲しいだけでなく戦線復帰のサーチとしての役割も担っています。
おつぎはEXデッキの紹介、あまり使わない為採用理由は上記ほど考えてはいません。
No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド 3
アーティファクト・デュランダル 3
ガガガザムライ 3
No.59バック・ザ・コック 2
アーティファクト-ダグザ 3
超雷竜-サンダードラゴン 1 ※制限カード
元祖汎用ランク4の「ジャイアントハンド」はハンドデッキなので採用、割と適当な理由ですが効果を発動した「サンダーハンド」は場から離れると除外される効果がある為エクシーズ素材にすることでデメリットが解消されます。見えているとはいえ相手モンスターの無効化効果はいまだに強力ですね。
「アーティファクト・デュランダル」は主に相手ターンに特殊召喚したアーティファクト2体でのエクシーズ召喚がメイン運用となります。相手の発動したカード効果を「相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する」効果に書き換える面白い効果がありますがこちらがアーティファクトカードを伏せていないと使いづらい為優先して出すことはあまりありません。
「ガガガザムライ」は守備力が1600のモンスターの為攻撃対象を移し替える自身の効果と「サンダーハンド」の相性が良く採用しています。ハンド2体で直接攻撃するよりも打点が高くなる為ぼちぼち活躍の機会はあるかも!
「バック・ザ・コック」は自分のセットしたアーティファクトカードをフリーチェーンで破壊できる為採用。自分の場のカードがこの一枚のみだと効果を一切受け付けないので壁としても有能です。
「アーティファクト-ダグザ」の召喚条件は異なるモンスター2体という軽めの条件。しかしこのカード以外の効果の発動にチェーンしてデッキからアーティファクトモンスターをセットできる効果が強力です。この効果でセットしたカードは相手エンドフェイズに破壊してくれる為セット破壊カードがあれば「デスサイズ」、なければ「モラルタ」を出すのがオススメです!
「超雷竜-サンダードラゴン」は手札で発動した「サンダーハンド」をリリースする事で特殊召喚が可能なモンスター。相手のドロー以外でカードを加える効果を防ぐ役割がある為出せそうな場合は積極的に出すことをお勧めします!
最後に
デッキのカードを全て紹介した為かなり長い記事になってしまいましたがいかがでしたか。HATはテーマデッキがメインの遊戯王では珍しくグッドスタッフ寄りのデッキタイプになります。今回紹介したカード以外にも自分が好きなカードで構築することで色々な戦い方ができるので長く付き合えるデッキとして個人的にオススメのデッキです。マスターデュエルでも構築が可能でプラチナ帯でも戦える位強力なデッキなので作ってみてはいかがでしょうか。(レアリティ高めですが…)
ご要望があればマスターデュエルの低レアリティデッキの紹介なども掲載しますのでTwitterのDMまで連絡いただけますと幸いでございます。ここまでご覧いただきありがとうございます、それでは!